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スナッグゴルフ、石巻・北上小児童楽しむ 日本ゴルフツアー機構がセット寄贈

後藤さん(左)から指導を受けながらスナッグゴルフを体験する児童

 ゴルフを通じた青少年の健全育成を目指す一般社団法人日本ゴルフツアー機構は、石巻市の6小学校に「スナッグゴルフ」のセットを寄贈した。2月22日には同市北上小(児童86人)で、プロゴルファーの後藤美希子さんを講師に招いた実技講習会が開かれた。

 スナッグゴルフはテニスボールより一回り小さいボールをプラスチック製の大きなヘッドのクラブで打つスポーツ。ボール自体の重さはゴルフボールと同じなため本物のゴルフに移行した際も打った感覚が役立つという。

 児童たちはクラブの持ち方を教わりながら、的に当てて得点を競うミニゲームに挑戦。「ナイスショット」と声を掛け合いながら競技に親しんだ。

 後藤さんは「ゴルフには審判がいないので自分の判断が必要になる」と説明。「競技を通じて相手への思いやりや、勝負に挑む前向きな気持ちを学んだ。興味があること、楽しいことに積極的に挑戦して」と呼びかけた。

 3年の土田凜さん(9)は「パークゴルフはやったことがあるが、ショットにいろいろな種類があることを初めて知った。楽しかったのでまたやってみたい」と笑顔で話した。

 日本ゴルフツアー機構はゴルフ人口の若年層への拡大や、東日本大震災からの復興支援を目的に、2014年から石巻地方の小学校や自治体にセットを寄贈している。本年度は北上小の他、釜、広渕、須江、中津山一、中津山二の各校に贈られた。

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