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今も消えぬ死別の悲しみ<忘れないで3.3 昭和三陸津波90年(下)遺言>

 昭和三陸津波の惨禍を目の当たりにした数少ない被災者が、90年前の記憶をたどる。津波の恐ろしさと突然の死別の悲しみ。それは今も胸中に鮮烈な感情としてよみがえる。後世の犠牲を減らしたいと、大船渡市と宮古市の高齢者が懸命に語ってくれた。

海を恐れ恵みに感謝

友達の家族全員が犠牲|木村喜平さん(98)宮古市

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