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トルコ、シリア支援に 東松島・矢本一と二中が街頭募金活動 市に43万円届ける

募金を届けた矢本一、二中の生徒ら

 トルコ・シリア大地震の復興支援に役立ててもらおうと、東松島市の矢本一中(生徒484人)と矢本二中(生徒343人)は2月27日、生徒らが学校や街頭で集めた募金を市に届けた。市は市役所本庁舎などに募金箱を設置しており、市民らから寄せられた募金とともに日本赤十字社を通じて寄付する。

 両校はそれぞれ、生徒会執行部や有志の生徒らが2月中旬に計3日間の募金活動を実施。学校や市内のスーパー、JR仙石線陸前赤井駅前などで協力を呼び掛けた。矢本一中は28万4977円、矢本二中は14万5522円が集まった。

 市役所で生徒たちから募金を受け取った渥美巌市長は「中学生の皆さんがいち早く募金活動をしてくれたことをうれしく思う。日本赤十字社を通じて確実にトルコやシリアに届けたい」と述べた。

 矢本一中の生徒会長で2年の雫石明歩さん(14)は「東日本大震災での支援について先生から話を聞き、今回の地震を身近に感じた。たくさんの人が救われてほしいし、これからも日本でできることを探したい」と話した。

 矢本二中の生徒会副会長の2年高橋光太朗さん(14)は「予想以上の募金が集まり地域の人の温かさを感じた。他の生徒からも協力したいという声があったので、今後は学校全体でも取り組んでみたい」と語った。

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