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石巻・ポンプ場工事 市道など陥没、住宅に被害 市議会で説明

 石巻市議会2月定例会は9日、本会議を開き、一般質問を始めた。市は同市不動町2丁目に整備を進める「不動沢排水ポンプ場」の建設工事で昨年12月、市道などが陥没する事故が起き、住宅被害が発生していたことを明らかにした。

 市下水道建設課によると、昨年12月25日午後0時50分ごろ、工事現場で地下水の異常な出水があり、隣接する市道で縦約10メートル、横約3メートル、深さ最大9センチほどの陥没が発生した。近くの住宅4軒でも外構のひびや戸の立て付けが悪くなるなどの被害があった。

 市は被害家屋に対し、年末に応急対応を実施した。今後は最終的な調査をし、修繕などに関して住宅の所有者と協議する。市建設部は「誠意を持って対応する」と説明した。

 ポンプ場は現在、試験運転中。工程に影響はなく、3月下旬に稼働する予定だという。

 市内各地区の均衡ある発展の現状を問われ、市は合併特例債の538億円の発行可能額のうち、前年度までに約364億円を発行済みで、各地域の道路や公園、消防施設などに利用していると説明。市復興企画部は「新市まちづくり計画の期間である2030年度まで各種事業の財源として有効に活用する」と語った。

 遠藤宏昭、斎藤澄子、早川俊弘、木村美輝、千葉正幸の5氏が質問した。

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