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黄色いハンカチに願い乗せ 女川駅前900枚掲示 観光客も応援の言葉

JR女川駅前では、さまざまな思いがつづられた黄色いハンカチが風に揺れた

 女川町のJR女川駅前には、鎮魂の思いや復興支援への感謝、未来への期待をつづった黄色いハンカチ約900枚が掲げられた。

 町民有志らで組織する「女川裏方一座」が企画し、2018年にスタート。地域住民の協力を得ながら枚数を増やしてきた。

 40センチ四方のハンカチには「今を生きていることに感謝」「女川頑張れ」といったメッセージや願いが寄せられ、地元の保育園児らが好きなキャラクターを描いたものも風に揺れた。

 当日参加者用のブースも設けられ、観光客らが応援の言葉を記入。南相馬市の福島繁雄さん(74)は「同じ被災地として女川も今以上に元気になってもらいたい」と話した。

 夕方には紙ランタンを点灯し、犠牲者を追悼。加納純一郎座長は「人と人の輪を広げ、将来的に、商店街のレンガ道にも掲示できたらいい」と話した。

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