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生涯現役 「石巻つくも大学」本年度修了 趣味楽しむ

修了を喜ぶ受講生たち

 石巻市内の65歳以上を対象にした高齢者教室「石巻つくも大学」の本年度閉講式が10日、同市日和が丘1丁目の石巻中央公民館大ホールであった。受講生107人のうち約80人が出席。修了を喜び合った。

 新型コロナウイルス禍の中、感染防止に万全を期して昨年5月に開講。毎月1、2回のペースでコーラス民謡、健康体操、詩吟、短歌などに親しみ、生きがいを見いだしてきた。

 阿部政勝館長が受講生代表の高橋靖雄さん(蛇田)に修了証書を授与し「皆さんは生涯学習の先頭を歩み、お手本となっている。今後も魅力ある大学を目指し、楽しみながら学ぶ機会をつくっていきたい」とあいさつした。

 受講生を代表して、健康体操クラブに所属していた小野寺淳一さん(日和が丘4丁目)は「これからも自分の趣味を生かし、楽しく、微力ながら地域にも尽くしていきたい」と決意を語った。大学運営委員会の木村一男運営委員長(わかば1丁目)も受講生の努力をたたえるとともに、各クラブの講師、公民館職員に感謝の言葉を送った。

 記念演奏会もあり石巻、東松島両市を中心に活動する「アンサンブル♪フェリーチェ」の女性3人がピアノ、オーボエ、クラリネットで「春よこい」「津軽海峡・冬景色」などを演奏。大きな拍手が送られた。

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