ギンザケ「みやぎサーモン」、脂乗り上々 女川魚市場に今季初入荷
女川町の女川魚市場に13日、養殖ギンザケが今季初めて入荷した。海水温が高く順調に育ち、生け締め処理された鮮度の高い「みやぎサーモン」が運び込まれ、市場が活気づいた。
午前4時半ごろ、グルメイト(同町飯子浜)が養殖した約4トンがトラックから降ろされ、選別機で重さごとに振り分けられた。初日は1.5キロが主体で、価格は1キロ当たり1075~1070円で取引された。
グルメイトの阿部郁也専務(38)は「例年よりも餌の食いつきがよく魚体が大きくなってくれた。消費者に数多く楽しんでもらえるように安心安全なものを届けたい」と力を込めた。
入荷は7月下旬まで続き、主に刺し身などの生食用として全国に出荷される。女川魚市場の丹野秀之専務は「つや、脂乗り共にいいものが入った。ウクライナ情勢による海外産の輸入減少も変化が見られないので、需要増加はしばらく続くのではないか」と話した。
昨年、女川魚市場では養殖ギンザケは5881トンを扱い、日本一になった。金額は46億4855万円で、全体の水揚げの6割を占める。魚市場が株式会社化した2006年以降の最高額だった。
今季も昨年と同数の取り扱いを見込んでいる。
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