(541)飲み干せば空き缶うすし春の暮/嶌田岳人(1963年~)
仕事を終えての一杯、または花見酒だろうか。缶ビールや缶チューハイを飲み干し、手で軽くつぶす。その感触が手に残る。どの季節でも缶の薄さは変わらないのだが、作者にはその時ことさら薄く感じられた。人は、指と指の間に挟むことなく、外側からの触覚だけで物質の厚みをなんとなく測ることができる。陽気な春の日が暮…
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