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備えと伝承、大切さ学ぶ 「つどい」初開催 体験や活動発表も 石巻市

救命処置を学ぶAEDの体験ブース

 石巻市は25日、同市北村の遊楽館で「石巻防災・震災伝承のつどい」を開いた。東日本大震災の伝承団体の紹介パネルや防災の体験コーナー、フォーラムもあり、多くの市民らが備えの大切さや震災経験の継承について理解を深めた。

 石巻地方で活動する団体の情報発信や連携強化、市民の意識向上を図ろうと初めて企画した。展示スペースでは各団体の活動や、市大谷地小の防災教育の取り組み、防災グッズなどを紹介した。

 日本赤十字社による自動体外式除細動器(AED)の使い方や段ボールベッドの体験コーナー、日本自動車連盟(JAF)が用意した車の水没を疑似体験できる仮想現実(VR)のブースもあり、人気を集めた。

 家族と来場した同市飯野川中2年の日野朋奈さん(14)は「消防士を目指していて、救急法や防災に興味があった。体験しながら学べる機会がありよかった」と話した。

 東北大災害科学国際研究所の佐藤翔輔准教授ら3人が講演したほか、防災と震災伝承をテーマにした市民参加型のグループ討議もあった。

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