(550)花見より帰る近所の夕桜/岩田由美(1961年~)
花見が一般庶民に広がったのは江戸時代から。落語の「長屋の花見」にもあるように、貧乏で本物の酒肴(しゅこう)がなくても、皆で繰り出して盛り上がりたいイベントだったようだ。現代でも桜の下での飲んだり食べたりは人気だが、どうもゆっくり桜を見るという風ではない。中にはお付き合いの花見もあるだろう。そんな帰…
関連リンク
- ・(549)のどかさに一歩さびしさにも一歩/綾部仁喜(1929~2015年)
- ・(548)春風が父と私の母校へと/小野心愛(2004年~)
- ・(547)星食ひに揚るきほひや夕雲雀(ひばり)/尾崎紅葉(1868~1903年)
- ・(546)よう生きてる大したもんよ亀の鳴く/山上樹実雄(1931~2014年)
- ・(545)性格が八百屋お七でシクラメン/京極杞陽(1908~1981年)