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(552)父母の存命中の桜かな/杉浦圭祐(1968年~)

 例えば想像できるのは、亡くなった父母を撮った写真の桜です。今は亡き家族を懐かしみ、今も咲き続ける桜に思いを馳(は)せています。あるいは、存命という言葉から今の生とその先にある死ということを考えました。今父母は生き、桜は咲いています。しかし彼らがいなくなった後に、桜咲く日が来ることも事実です。それは…

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 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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