石巻市環境基本計画、2021年度「おおむね基準満たす」 審議会が市に答申
石巻市環境審議会(会長・根本智行石巻専修大理工学部教授)は、2016年度に策定された「市環境基本計画」の21年度実績を点検・評価し、「おおむね基準を満たしている」と市に答申した。
45の環境指標のうち評価できなかった2つを除く43指標について、「十分取り組まれている(評価5)」は5、「かなり取り組まれている(評価4)」は14指標と、約44%が評価できる内容となった。一方、「あまり取り組まれていない(評価2)」が6指標と前年度と同数で、約14%を占めた。
評価5だった項目は「ニホンジカ捕獲数」「EV(電気自動車)の導入台数(累計)」など。「下水道処理区域内の水洗化率」以外は前年度も評価5だった。
評価2だった項目は「再生資源集団回収報奨金交付団体数」「集団回収による資源化量」などで、新型コロナウイルス感染拡大による自治会・子ども会活動の減少が影響したと考えられる。
根本会長らが3月28日に市役所を訪れ、斎藤正美市長に答申書を手渡した。根本会長は「数年間にわたり低評価のものもあり、指標の実践方法を工夫するといった取り組みが必要」と述べた。斎藤市長は「課題は一つ一つクリアしなければならない」と話した。
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