閉じる

いらっしゃいませ>酒房さくら(石巻市開北1丁目)

桜色ののれんが目印。明るい人柄の三浦さんが迎えてくれる

<地元食材の手料理、自慢>

 石巻市の開北橋そばにある、カウンターとテーブル計10席ほどのこぢんまりとした居酒屋。4月11日でオープン10周年を迎えた。

 店主の三浦さんは、同市大川地区出身。40年ほど暮らした東京から2010年夏に古里に戻り、間もなく東日本大震災が発生した。津波で母や姉を亡くし、悲しみに暮れていたが、一念発起して姉との夢だった居酒屋を開業した。

 市の「地産地消推進店」にも名を連ねており、旬の地元食材を使った手作り料理が自慢だ。ワカメのぬたあえや刺し身、肉じゃがなど、日替わりの5~6品をお通し(1500円)として提供する。毎週日曜は、具がごろっと入った家庭的なカレーがメインに。一品料理も用意している。

 飲み物は生ビール(500円)、県内の銘柄を中心とした日本酒(1杯600~800円)、焼酎やウイスキー(ボトル1本3000円~)などをそろえる。カラオケも歌える。

 地元客だけでなく、長期滞在の工事関係者の来店も多い。三浦さんは「アットホームでリーズナブルな店を目指している。老若男女、お一人さまでも気軽に飲みにきてほしい」と笑顔で話した。
(奥)

■メモ:営業時間は午後5~10時ごろまで。木曜定休。アルバイト募集中。石巻市開北1丁目10の36。連絡先は090(4532)5577。

関連リンク

関連タグ

最新写真特集

石巻かほく メディア猫の目

「石巻かほく」は三陸河北新報社が石巻地方で発行する日刊紙です。古くから私たちの暮らしに寄り添ってきた猫のように愛らしく、高すぎず低すぎない目線を大切にします。

三陸河北新報社の会社概要や広告、休刊日などについては、こちらのサイトをご覧ください

ライブカメラ