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災害時に飲料水供給 東松島市、製造・宅配2社と協定

協定を結んだ(左から)助川常務、渥美市長、菅原社長

 東松島市は10日、エネルギー事業などを展開する「ガス&ライフ」(東松島市)とミネラルウオーター製造販売「ウォーターネット仙台」(仙台市)の2社と災害時の支援協力に関する協定を結んだ。

 両社は関連会社で、共にミネラルウオーターの製造や宅配を手がける。協定では大規模災害の発生時などに、両社が市の要請に応じて飲料水を優先的に供給する。飲料水12リットル入りのボトル50本は無償提供される。

 市役所で協定締結式があり、ガス&ライフの菅原平勝社長、ウォーターネット仙台の助川潤常務らが出席した。

 渥美巌市長は「市でも飲料水を備蓄しているが、災害時はいくらあっても足りない。いざという時に供給してもらえるのはありがたい」と語り、菅原社長は「平常時も有事の際も一助になれないかと思いながら仕事をしている。地域に育ててもらった会社として、協定を通して役に立てることがうれしい」と述べた。

 ガス&ライフはこれまで、市と災害時のLPガス供給や経営する同市野蒜ケ丘の奥松島レーンホテルを避難所として提供する協定も結んでいる。

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