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石巻市小中6校で給食休止 住吉センターでさび水 復旧に2、3カ月

給水管の改修工事が行われる住吉学校給食センター

 石巻市の住吉学校給食センター(石巻市新境町2丁目)で、給水管の老朽化により水にさびが混ざる不具合があり、改修工事のため市教委は急きょ新学期から市内6小中学校約1400人分の給食提供を休止した。復旧には2、3カ月かかる見込み。13日から児童生徒に弁当持参を求めており、19日をめどに民間業者が製造した給食の提供を始める。

 市教委学校管理課によると、さびの混入を確認したのは2月上旬。蛇口に不織布カバーを取り付ける応急処置を施し、水質にも問題がなかったことから給食の提供を続けた。3月には蛇口にカートリッジフィルターを取り付ける工事も実施した。市議会6月定例会に給水管交換工事の予算案を提出し、夏休み中に改修する計画だった。

 保健所にも相談していたところ、7日に検査が入り抜本的な設備改善を図るよう指導を受けたため、給食の提供休止を決め、10日に各校に連絡した。小学校は11日、中学校は12日に給食が始まる予定だったが、両日とも備蓄品のレトルト食品で対応した。

 学校管理課の担当者は「水質の安全は確認されていたが、より安心してもらえるよう改修工事を早めた。保護者、児童生徒には申し訳ない気持ちでいっぱい。一日も早く再開できるよう努める」と説明した。

 住吉学校給食センターは向陽、貞山、中里の3小学校と、住吉、山下、青葉の3中学校に給食を提供。築約40年と老朽化しており、市教委は河北、河南を含めた3施設を統廃合し、2027年度に同市北村に新たな給食センターの開設を計画している。

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