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救命胴衣、消火器は正常? 大型連休前に旅客船立ち入り点検 女川

消火器を点検する職員

 大型連休を前に、石巻海事事務所と石巻海上保安署は20日、旅客船3隻の立ち入り点検を女川町の女川観光桟橋で行った。船舶の安全性の向上と運航事業者の安全運航に対する知識の高揚を図るのが目的。

 石巻海上保安署の角直樹署長(53)は「(昨年4月の)知床半島沖での旅客船沈没事故のようなことがあってはならない。運航基準の聞きとりなどから安全意識も確認したい」とあいさつした。

 海事事務所と海上保安署の職員約10人が、シーパル女川汽船の「しまなぎ」(62トン)と、潮プランニングの小型旅客船2隻を立ち入り点検した。職員らは、救命胴衣や消火器、救命いかだなどが正常に使える状態か、法定書類がそろっているかなどを、一つずつ丁寧に調べた。

 点検の結果、いずれも異常はなかった。しまなぎ総船長の佐藤哲也さん(36)は「今後も安全に努めたい」と気持ちを新たにした。石巻海事事務所の後藤明広所長(59)は「安全運航に努められるよう引き続きバックアップする」と力強く語った。

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