オリーブの葉、チーズケーキに 道の駅「上品の郷」が販売
石巻市小船越の道の駅「上品の郷」は、地元で栽培されたオリーブの葉を使ったチーズケーキを発売した。オリーブの香りと苦みを生かし、幅広い世代の口に合う味に仕上げた。地域の企業や福祉施設と連携したオリジナル商品の第3弾。
農業法人ソーシオ(石巻市井内)が育てたオリーブの葉をクリームや生地に練り込んだ。苦みが先に立ち過ぎないよう、レモン汁などを加えて甘さとのバランスを調整。クリームと生地の割合を変えて2層にするなど見た目も工夫した。
商品化は計5社が連携し、市6次産業化・地産地消推進センターが協力。業務用食材専門商社の遠藤商会(同市松並2丁目)がスイーツへの活用を提案し、社会福祉法人石巻祥心会の就労継続支援施設「かなん」(同市和渕)が製造を担った。
当初はモンブランやムースなども試作したが、道の駅のドライブ客らが持ち帰りしやすく、日持ちのいい商品にしようと焼き菓子のチーズケーキを選んだ。冷凍で3カ月、冷蔵で2週間保存できる。
パッケージのシールやチラシのデザインはビヨンド(同市鹿妻南)が手がけた。オリーブと同様に平和の象徴であるハトのイラストをあしらい、商品名を「JOUBON-幸運を呼ぶオリーブチーズケーキ」にした。
開発を担当した「かほく・上品の郷」施設営繕部の相沢洋次長は「白ワインなどのお酒にも合う大人のチーズケーキに仕上がった」とアピールした。
価格は1750円。16日に販売を始め、売れ行きは順調だという。冷蔵と冷凍を用意し、上品の郷の直売所と温泉施設で扱う。品切れの場合もある。連絡先は上品の郷0225(62)3670。
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