街中ににぎわい、再び かわまち交流拠点の完成祝う 石巻
石巻市が東日本大震災で被災した北上川河口部に整備した「かわまち交流拠点施設」の完成を記念したイベントが22、23の両日、同市中央2丁目の市かわまち交流広場などで開かれた。式典や川と親しむ企画などがあり、北上川と中心市街地をつなぐ新たなにぎわい創出の場をお披露目した。
22日の式典は石巻小鼓笛隊がオープニングを飾り、元気いっぱいのパフォーマンスで集まった聴衆を歓迎。関係者らがテープカットして完成を祝った。斎藤正美市長は「市民や観光客が気軽に訪れる、憩いやにぎわいの場として盛り上げていきたい」と述べた。
イベントでは地元グループによる演奏やダンスのステージの他、北上川でのカヌーやモーターボートの乗船体験もあった。歩行者天国として開放した橋通りには出店やマルシェが並び、親子連れらでにぎわった。
拠点の整備事業は震災で被災した地域のにぎわいを再生しようと2016年度に始めた。いしのまき元気いちばや市かわまち交流センター、立体駐車場などを開設。3月に最後の施設として屋外ステージや噴水などを備える交流広場が完成した。
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