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洋上で大きく成長を 宮城水産高生ら38人、石巻から出港 ハワイ沖実習へ

保護者らの見送りを受け出港する実習生

 宮城水産高と気仙沼向洋高の生徒計38人を乗せた県の海洋総合実習船「宮城丸」が27日、石巻漁港を出港した。保護者や関係者ら約50人が見送りに駆け付けた。

 乗船したのは、宮城水産高が海洋総合科航海技術類型の3年生20人と、専攻科海洋技術科航海コース、機関コースの1年生8人の計28人。気仙沼向洋高が専攻科漁業科1、2年生10人。

 出港式で小山英明校長は「心身を鍛錬し、大きく成長することを期待する」と激励。実習生を代表し、航海技術類型3年の鈴木博人さんが「全員が一致団結して頑張る」と決意を述べた。

 乗船前の取材に、同類型3年の白坂空さんは「マグロはえ縄漁の操業を学ぶのは初めてで楽しみ。いつも以上に気合を入れて頑張る。マッチョになって帰ってくる」と意気込んだ。

 実習船は、5月11日ごろにハワイ沖の漁場に到着し、同12日にマグロはえ縄漁の操業実習を開始する。操業は同31日に終え、6月4日にハワイホノルル港に寄港し、同23日に帰港する。

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