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川から見てみた石巻 (1)日和大橋と石巻かわみなと大橋

 東日本大震災の復興事業で、石巻市の北上川河口部はその姿を大きく変えた。両岸に堤防が築かれ、沿岸には交流施設が立ち並んだ。川から眺めると、どんな風景が見えるのだろう。市南浜マリーナの指定管理者「野村モータース」(石巻市不動町2丁目)に船を出してもらい、河口から約10キロ上流の天王橋近くまでをクルーズした。(川から見てみた取材班)=随時掲載=

河口の象徴、二つのアーチ

船上から望む日和大橋(手前)と石巻かわみなと大橋

 南浜マリーナからプレジャーボートに乗り、スタート地点を目指す。いったん海に向かい、太平洋との境辺りまで出た。周囲の突堤や岸壁には釣り人の姿がちらほら見える。

 船首を反転し、上流に向かって走り出した。河口のシンボル、日和大橋の下にもう1本のアーチがのぞく。2022年3月に開通した石巻かわみなと大橋だ。

 2本の橋は500メートルしか離れていない。船上から望むと連続して架かっているようで、迫力が増した。通過する時に橋桁を見上げると、年季の差がはっきりと表れていた。

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