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食と農業に理解を いしのまき農協、3市町に教材寄贈

教材本を贈った松川組合長(右から3人目)ら

 石巻地方の子どもたちに食や農業への理解を深めてもらおうと、いしのまき農協は小学校高学年向けの教材本「農業とわたしたちのくらし」を石巻、東松島、女川の3市町に贈った。

 教材本はA4判カラーの28ページで、一般社団法人「JAバンクアグリ・エコサポート基金」が発行。地形や気候によって生産される農産物に違いがあることや、生産工程、消費者に届くまでの流れ、農業の新しい取り組みなどを写真やイラスト、グラフを添えて紹介している。

 東松島市には市内全8小学校の児童分420冊と指導用冊子25冊、DVD8枚を贈った。

 市役所で4月25日、贈呈式があり、いしのまき農協の松川孝行組合長は「給食や朝晩に食べる野菜が作られる工程や、地域で四季折々の野菜が育てられていることを知ってもらえるよう勉強に役立ててほしい」と述べた。

 渥美巌市長は「食は健康づくりの源。子どもたちに市の基幹産業である農業や生産者の苦労を知ってもらうためにも学校で活用したい」と感謝した。

 教材本の贈呈は2008年に始まった。今年は石巻市の30校に計1190冊、女川町の1校に40冊を贈った。

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