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みこし渡御で活気 大須の海に安全願う、春の例祭4年ぶり

担ぎ手の威勢の良い掛け声とともに海に入るみこし

 石巻市雄勝町大須地区の八幡神社で4日、春季例祭が開かれ、海上安全や大漁を願うみこし渡御や雄勝法印神楽の奉納があった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年から中止が続いており、4年ぶりに実施した。

 地域住民や関東などの有志ら約20人が担ぎ手として参加。「チョーサイ」「チョーサイ」と掛け声を威勢良く上げながら地区内を練り歩いた後、大須漁港から海に入った。

 大須埼灯台周辺に市道や遊歩道が整備されたことから、灯台下まで初めてみこしが登り、見物に訪れた観光客や住民らが歓声を上げて出迎えた。

 八幡神社の阿部幸平総代長(84)は「4年ぶりの開催だったが、地域住民らの協力で順調に進み、感謝している。ちょうど大型連休と重なり、多くの人で盛況だった」と話した。

 八幡神社の春季例祭は毎年、旧暦の3月15日に開かれている。

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