雨にも負けず…家族総出で田植え 連休を活用 石巻地方
石巻地方が本格的な田植えシーズンを迎えた。大型連休を中心に、各地で農家らが作業に当たり、小さな苗が水田に並んでいる。あいにくの雨だった6日も、所々で田植えや代かきをする人の姿が見られた。
石巻市桃生町太田では、兼業農家大森弘文さん(59)=石巻市桃生町樫崎=と家族ら4人が「ひとめぼれ」の苗を田植え機に積み、手際よく植えていった。
この日は大森さんの長男で札幌市から帰省した季輝(としき)さん(24)と親類らが作業を手伝った。季輝さんは「家族が高齢になってきているので、稲刈りの時期に帰ってこられない分少しでも手伝うために毎年来ている。新米ができるのが楽しみ」と話した。
大森さん方では今年、約13ヘクタールで田植えをするという。大森さんは「今年は種まきが例年より遅くなったが、気候が暖かく苗の生育は順調だ。子どもやおいが手伝いに来てくれて助かる」と語った。
関連リンク
- ・大型連休の中、田植え本格化 石巻地方(2022年5月4日)
- ・復興の願い込め、自転車で800キロ 「ツール・ド・東日本」 震災遺構の見学も
- ・大規模災害や事故に備え、職員総力 救護班員の辞令交付 石巻赤十字病院
- ・平和の願い訴え ウクライナから避難のイリナさん、石巻母親連絡会で体験明かす
- ・十三回忌・震災犠牲者追悼 大僧正の揮毫色紙を展示 17日まで・石巻