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十三回忌・震災犠牲者追悼 大僧正の揮毫色紙を展示 17日まで・石巻

さまざまな宗派の大僧正が揮毫した色紙がずらりと並ぶ展示会

 東日本大震災の犠牲者追悼を目的に全国の大本山や総本山の大僧正による揮毫(きごう)を紹介する「大震災犠牲者十三回忌追悼 大僧正揮毫色紙展示会」が、石巻市中央2丁目のかわまち交流センターで開かれている。17日まで。

 「御霊(みたま)やすらかに! 祈りの輪プロジェクト」(埼玉県越谷市)の主催。プロジェクトは犠牲者追悼と遺族への励ましのため、2011年から大僧正の揮毫を集めている。展示会が石巻市で開かれるのは七回忌だった17年に続き2回目。

 今回は七回忌までに集まった色紙9枚に、今年の十三回忌で新たに集まった14寺院からの19枚を加え、計28枚を展示している。

 プロジェクト代表で中央大名誉教授の田中拓男さん(85)=埼玉県越谷市=は「ご遺族だけでなく、友人や仲間を亡くした人にも見てほしい。十三回忌は自信を持って前に進み始められる時期だと思う。石巻が震災前よりも良い街になってほしい」と願った。

 連絡先は、展示会を共催する一般社団法人りとりーとの兼子さん080(1033)2881。

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