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「無事カエル」キーホルダー、1年生に配布 安全願い150個手作り 石巻地区支部

ぶじカエルキーホルダー(下の写真)を手渡す蛇田支部のメンバーと受け取る児童たち

 11日からの春の交通安全運動に先駆け、石巻地区交通安全協会蛇田支部は9日、石巻市蛇田小で、下校する1年生109人らに「無事帰る」の願いを込めたカエルのキーホルダー150個を配った。

 キーホルダーは同市あゆみ野の80代主婦が1人で手作り。児童の安全を祈りながらピンクや青などさまざまな色の毛糸で編んだ。女性の娘が協会に寄贈した。

 支部メンバーらが昇降口前で児童を待ち、キーホルダーとストラップ、自転車のヘルメット着用を呼びかけるチラシを配布した。児童たちはうれしそうに受け取り、大切にランドセルにしまう姿もあった。

 いずれも1年の森玲臣(れお)君(6)は「もらってうれしい」と満面の笑みを見せ、南歩君(6)は「ランドセルの肩ベルトに付けたい」と喜んだ。

 蛇田支部女性部長の藤井由美さん(64)は「喜んでもらえてよかった。登下校時の事故がなくなるように祈って配った」と語った。

 木村宜智(のぶとし)教頭(45)は「交通量の多い地域だが、学校が一人一人を見守ることはできない。地域の人たちに子どもの安全を見守ってもらえるのはありがたい」と感謝した。

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