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河北美術展、きょう開幕 石巻から2人入賞 仙台・ミニモリ

 第84回河北美術展(河北新報社、河北文化事業団主催、日本航空特別協賛)が12日、仙台市宮城野区のTFUギャラリーミニモリで開幕する。石巻地方からは2人が入賞したほか、賞候補に1人、入選に19人が選ばれた。

 同展は東北最大規模の公募展として知られ、日本画、洋画、彫刻3部門に合わせて695点の応募があった。会場には入賞・賞候補・入選作品330点(日本画70点、洋画242点、彫刻18点)と審査員、参与、顧問、招待作家らの特別出品50点の総計380点が展示される。

 このうち石巻地方から日本画で佐藤健太郎さん(32)=石巻市わかば=の「起源-景-」が東北電力賞、洋画で鈴木千津さん(70)=石巻市泉町=の「忘れた約束2023-I」が一力次郎賞に輝いた。

 佐藤さんは「入賞は初めて。画家としてさらに精進したい」、入賞7回目の鈴木さんは「抽象表現を共通の言語として腕を磨きたい」とそれぞれ喜びを語った。

 会期は21日まで。開場時間は午前10時~午後5時。入場料は一般・大学生800円、高校生300円、中学生以下は無料。

 石巻地方の賞候補、入選は次の通り。(敬称略)

【賞候補】
◇日本画 
 「海鳴り」和田正弘(石巻市)

【入選】
◇日本画 
 「希望(生後七カ月)」佐々木玲子(石巻市) 
 「いとおしい」長谷川莉子(石巻市) 
 「愛鳥」深村宝丘(石巻市)
◇洋画 
 「唐桑半島」阿部浩明(石巻市) 
 「カオス『混沌』」尾形たき子(石巻市) 
 「月の光」小野みさを(石巻市) 
 「金木犀の上り道」小山七海(石巻市) 
 「漁具」小山正仁(石巻市) 
 「早春の水面」柏谷佳代子(石巻市) 
 「鹿の親子」木村武文(石巻市) 
 「佇む 木小屋」木村百合子(石巻市) 
 「ねこやなぎ T(たう)」金野有紀子(石巻市) 
 「アフリカンコレクション」佐々木仲子(石巻市) 
 「アルプスの風格」庄司信也(東松島市) 
 「老枝垂栗」西脇正彦(石巻市) 
 「想到」畑中良二(石巻市) 
 「うす曇りの朝(冬)」平塚由彦(女川町) 
 「教室」山形真央(石巻市)
◇彫刻 
 「海への祈り」木村民男(石巻市)

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