青と薄紫色、清らか競演 フジの花見頃 東松島・宮戸
東松島市の宮戸島で、野生のフジの花が最盛期を迎えた。島のあちらこちらで薄紫色の花房と甘い香りが広がり、訪れる人の目を楽しませている。
島では韓国版トレッキングの宮城オルレ奥松島コースを巡る人や、マスクを外して散策を楽しむ人も多い。天候に恵まれた11日は、青々とした海の前で足を止めて花を眺める人の姿が目立った。東松島観光物産公社の新沼慎二さん(61)は「天気の良い日は青空と海にフジの花が映える。今が一番きれい」と話す。
写真教室の仲間と訪れた同市野蒜ケ丘2丁目の無職阿部治美さん(76)は「地元なので毎年見に来ている。今年は花の色が特に濃いようだ」と写真に収めていた。
今年は例年より早く見頃を迎え、場所にもよるが来週いっぱいは花を楽しめそうだという。
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