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春の交通安全運動スタート 事故の根絶願い、出動式

 春の交通安全県民総ぐるみ運動が11日、県内一斉に始まった。石巻地域の各市町でも出動式があり、関係者らが交通安全の誓いを新たにした。

石巻、管内隅々まで啓発を

関係者の拍手を受け会場から出動するパトカー

 石巻市の出動式は、同市茜平4丁目のイオンモール石巻であり、関係者ら165人が出席した。手島俊明石巻署長は「交通安全は、地域の人々の生活を豊かにする礎だ。市民一人一人、管内の隅々まで交通安全運動を啓発したい」とあいさつした。

 阿部利昭市交通安全指導隊長が「一人一人が力を合わせ、交通事故のない明るい住みよい社会を築く」と宣言した。武内和也交通課長が指揮を執り、パトカーや広報車など8台が、参加者の拍手に見送られて出動した。

 式の最中に会場近くの交差点で、乗用車が自転車に衝突する事故があり、関係者らが慌てる一幕があった。

東松島、死亡ゼロ1年に賛辞

賛辞を受け取る渥美市長(右)

 東松島市の出動式は市役所であり、約150名が出席した。同市は8日で交通死亡事故ゼロ1年間を達成。出動式に合わせて、県警本部長から賛辞が送られた。手島署長が、渥美巌市長に手渡した。

 渥美市長は「記録をさらに伸長して、2年間、3年間と死亡事故ゼロを目指したい」と語った。手島署長は「長きにわたる労苦が結実した」と交通安全活動をねぎらった。

 市内では昨年5月7日に矢本三間堀で発生して以来、死亡事故は起きていない。

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