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児童生徒の引き渡し、円滑に 災害に備えて訓練 女川小・中

迎えに来た保護者の車に乗り込む児童生徒たち

 女川小(児童214人)と女川中(生徒101人)は、災害時を想定した児童生徒の保護者への引き渡し訓練を実施した。

 児童生徒が在校する午後1時過ぎに震度5強の地震が発生したとの想定で開始。小学校低学年から順にドライブスルー方式で引き渡し、中学年、高学年、中学生と、開始時刻を30分ずつずらし、迎えの保護者らが集中しないようにした。

 教職員らは車で迎えに来た保護者らを体育館北側の出入り口に誘導。あらかじめ配布した引き渡しカードを教職員が受け取り、迎えに来たのが誰なのかを確認した。その後、引き渡し場所に案内して、子どもたちと合流させた。

 訓練ではカードを持参していなかった場合や、徒歩で子どもを迎えにきた保護者の対応も確認した。いつ発生するか分からない災害への備えを万全にした。

 女川小2年佐藤麻里菜さんを徒歩で迎えに来た母の佳奈子さん(39)は「有事の際には混乱せず、スムーズに子どもと合流したい」と話した。

 訓練は2日に行われた。ドライブスルー方式の訓練は2021年にスタート。4月には下校中に地震が発生したという想定の訓練も実施し、子どもたちの防災意識を高めている。

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