(586)きのふよりあしたが恋し青螢/黒田杏子(1938~2023年)
「青螢」の青は蛍の光の緑に近い色だろう。青は瑞々(みずみず)しい印象を呼び起こす。将来への夢いっぱいの少女の心を思わせる掲句は、作者の幼少期、疎開先の栃木・黒羽で見た蛍を詠んだのではないか。作者は今年3月に逝去。亡くなる直前まで意欲的に「あした」を追い求め、俳人として一生を全うされた。金子兜太との…
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- ・(585)朝蟬よ若者逝きて何(な)んの国ぞ/金子兜太(1919~2018年)
- ・(584)応援団(エンダン)の腕炎熱を巻き上げる/岸快晴(2004年~)
- ・(583)残業や硝子(がらす)をつつく金魚の口/斉藤志歩(1992年~)
- ・(582)手花火や背後の海は闇につづく/前田霧人(1946年~)
- ・(581)ハンカチを洗ふ蛇口を選びたる/川島ひろの(1997年~)
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「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。
みやぎ地域安全情報
宮城県警 みやぎセキュリティメールより
仙台市クマ出没情報
仙台市メール配信サービスより
- 12月7日(木)午前7時半頃、太白区秋保町長袋字水上北、1頭(体長100cm以上)
- 12月4日(月)時刻不明、青葉区大倉字宮、頭数・体長ともに不明
- 12月6日(水)未明、青葉区上愛子字折葉、頭数・体長ともに不明
- 12月5日(火)午後2時50分頃、泉区住吉台東3丁目、1頭(体長不明)
- 12月6日(水)午前6時半頃、泉区西田中字萩坂前、1頭(体長70cm前後)
- 12月5日(火)午後3時45分頃、泉区住吉台東3丁目、1頭(体長不明)
- 12月4日(月)未明、青葉区芋沢字大竹原、頭数・体長ともに不明
- 12月4日(月)午後9時15分頃、青葉区荒巻字仁田谷地、1頭(体長100cm以上)
- 12月5日(火)午前7時頃、青葉区上愛子字大針、1頭(体長100cm以上)