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(588)まつろはぬ血をばはるかに青山河/金箱戈止夫(1928~2020年)

 朝廷の力が全国に及んでいった古代の日本において、土着の民は従うか、戦うかという選択を迫られました。「服(まつろ)わぬ」とは服従をしないこと。「まつろわぬ血」というと大きな勢力に抗(あらが)い、自分たちの一族を貫き通した人々の血脈を想像します。私の故郷にも蝦夷(えみし)の歴史が残りますが、朝廷側か、…

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 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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