(591)子の眠る丸窓にとびうをの影/小田島渚(1973年~)
実際の景色や日常にある物語と、そうでない不思議な世界。この句はその狭間(はざま)にあります。子供が寝る寝室の丸窓にトビウオの影がよぎりますが、丸窓も、眠る横を過ぎる魚も現実にはそうそうない状況です。しかし丸窓は船室を連想させ、眠りは夢の世界を想像させます。子供の夢の世界の海と繋(つな)がり、窓の外…
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関連リンク
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