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人間力磨く 12期「耕人塾」に中高生21人 石巻専修大

各自が好きなものを紹介するゲームを通じて交流を図る塾生

 石巻地方の中・高校生の「人間力」を磨き、地域や社会に貢献する人材を育成する本年度の「耕人塾」開塾式が20日、石巻専修大であった。今期で12期目。初回は参加する石巻地方や仙台市の中高校生計21人が顔を合わせた。

 本年度は地域の清掃活動の他、「マイプロジェクト」と題し、地域の課題を考え、解決方法を模索する活動に力を入れる。

 開塾式で横江信一塾長(石巻専修大特任教授)は「大事にしたいものを選び、年齢、地区の枠を越えた仲間と意見を交わし、わくわくすることを見つけてほしい」と呼びかけた。

 各自が好きなものを紹介するゲームで交流した他、斉籐誠太郎さん(一般財団法人まちと人と代表)の講話を聞いた。

 斉藤さんは「やりたいことを見つけたら、いろんな人に相談してほしい。数多く話せば、自分の課題解決につながる人とつながることができるだろう」と対話の必要性を説いた。

 東松島市矢本一中2年の阿部夢栞さん(13)は「2人の兄が塾生で、自分も行きたいと思っていた。地元の問題をしっかり考えたい」と話した。

 耕人塾は12月16日の閉塾式までの年12回、石巻専修大を主会場に実施。地域の清掃活動や宿泊研修などを通して、自身や地域の課題と向き合う。

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