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飲酒運転根絶へ検問、石巻で警告1件 多賀城RV事故から18年

通行する車両を止め、検問する署員

 石巻、河北両署は19日、三陸沿岸道の河北インターチェンジ(IC)入り口の交差点で合同飲酒検問を実施した。22日の「飲酒運転根絶の日」に合わせた沿岸ブロック6署の取り組みの一つ。

 県は18年前の2005年に多賀城市で仙台育英高生3人が飲酒運転のRV車にはねられ死亡した5月22日を飲酒運転根絶の日に設定している。

 河北IC入口交差点では石巻、河北両署の署員18人が2時間にわたり、運転手の呼気にアルコールが含まれていないかを検査、安全運転に努めるよう声がけをした。

 100台以上を検問した結果、政令基準値未満ながらアルコールが検出された1件に警告が出された。他に整備不良2件に指導警告した。

 石巻署の武内和也交通課長は「飲酒した人に運転する資格はない。運転手だけでなく周囲の人も飲酒運転をさせないよう認識を持ってほしい」と語気を強めた。

 河北署の山下哲哉交通課長は「警告とはいえ飲酒運転があり、根絶には至っていない。飲酒運転は凶悪な犯罪。家族みんなが不幸になってしまう」と話した。

 今年の飲酒運転の検挙数は、19日までに石巻署管内で6件、河北署管内で1件あった。

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