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北上川改修へ提言活動進める 流域の同盟会、石巻で総会

本年度事業を承認した総会

 石巻、登米両市など北上川流域の水利関係団体で組織する北上川改修促進同盟会の本年度総会が18日、石巻市千石町の石巻グランドホテルであった。来年度の治水事業予算の大幅確保に向けた関係機関への要望活動など、4議案を原案通り承認した。

 会は新北上川、北上川の改修事業促進に関する要望書を8月、国の関係機関に提出する予定。気候変動による災害の頻発化を踏まえたハード・ソフト両面の水害対策推進を図る。

 石巻地域の個別要望には、北上川福地水門など老朽化した河川施設の早期改築や、北上川河口部の環境を生かした「かわまちづくり」への支援・協力などを盛り込んだ。

 会長の斉藤正美石巻市長はあいさつで「川は流域住民に恩恵を与える一方で甚大な災害ももたらす。適切な管理を求め、提言活動を進めていく」と述べた。

 合わせて開かれた研修会では、東北地方整備局など関係団体が今後の治水事業の展開について講演した。

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