幼児教育の質向上へ 石巻市、来年度にもセンター開設
本年度の第1回石巻市総合教育会議(議長・斎藤正美市長、6人)が5月25日、市役所であった。市教委は幼児教育の質の向上を目指すセンター開設に向け、関係者や学識経験者らで構成する市幼児教育推進会議の設置や幼児教育プランの策定に取り組む方針を示した。
小学校生活を意識した幼児教育の必要性が指摘される中、幼稚園や保育所からスムーズに小学校生活へ移行できるようにするのが狙い。幼児期の終わりまでに集団の中での遊びを通じて学ぶ土台を培う。
6月中にも設置する推進会議はセンターの形を決めていくほか、(1)健康な心と体(2)自立心(3)道徳性・規範意識の芽生え-など国や県が示した幼児期に育成したい「10の姿」を基に、石巻の実態を踏まえたプランを本年度に策定する。
幼児教育アドバイザーを幼稚園や保育所に派遣し、学ぶ土台づくりをサポートする。来年度からの実施を視野に入れる。
本年度、幼保連携研修会の開催や園児の交流も予定する。
教育委員から「楽しみながら学ぶ土台をつくっていくことが大事。遊びを通じて友達と協力し、思いやる気持ちが育まれる」「小学校へつなぐ幼児期のカリキュラムを作り、全市で取り組んでほしい」との意見が出た。
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