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楽しいねイチゴ狩り 石巻の福祉施設利用者、蛇田の農園で体験

笑顔でイチゴを摘む利用者ら

 石巻市蛇田の社会福祉法人石巻祥心会の障害福祉サービス事業所「つくし」の利用者が5日、同市蛇田のベリーズファームFUSHIMI(フシミ)でイチゴ狩りを体験した。

 利用者32人のうち、この日は28人が参加した。ビニールハウス内には「紅ほっぺ」や「もういっこ」のほか「おいCベリー」などの品種が並び、赤々とした実が甘い香りを放つ。

 利用者たちは練乳の入ったトレーを持ちながらハウス内を歩き、イチゴを摘み取ってはトレーに入れ、椅子に座って頬張った。舛野明日香さん(34)は職員の「おいしいですか」の問いに大きくうなずいた。

 ベリーズファームは2015年から毎年、つくしの利用者たちを受け入れている。去年は新型コロナウイルスの影響で中止となり、2年ぶりのイチゴ狩りとなった。ファームの伏見文仁さん(45)は「自分たちで摘んで食べるという貴重な体験をしてもらうことで、新しい発見になるとうれしい。今後も受け入れを続けていく」と語った。

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