食とスポーツで地域盛り上げ　Ｕ－９ミニサッカー大会、12チーム150人参加　女川

　９歳以下の選手が試合を楽しむ「ＳＯＮＯ　ＣＵＰ　ＯＮＡＧＡＷＡ　Ｕ－９ミニサッカー大会」（ＯＮＡＧＡＷＡジュニアサッカー大会実行委主催）が３日、女川町総合運動公園第２多目的運動場で開かれた。

　県内と岩手県の１２チーム、約１５０人が参加した。７人制の１試合２０分で、飲水休憩１分をはさんで実施。各試合全選手の出場を原則とし、チーム全員で勝利を目指した。

　東松島市のスポーツ少年団「東松島サッカークラブ」の山形悠人（はると）君（９）は「得意のドリブルが生かせ、楽しかった」と笑顔を見せた。

　大会はまちづくりへの住民参画を促す「女川町民会議」をきっかけに、石巻市泉町１丁目の総菜店「季節のおいしい食卓ＳＯＮＯ」が協力。アスリートフードマイスターの資格を持つ店主の小川奈津美さん（３８）の講話もあり、疲労回復にはビタミンＣが有効なことや、試合前にエネルギーとなる甘いおやつを食べることなどをアドバイスした。

　リーグ戦とトーナメント戦の結果、仙台市の北六サッカースポ少が優勝。小川さん特製の「ＳＯＹガパオ丼」が選手全員に贈られた。

　実行委員長の隅田翔さん（４０）は「あまり大会がない９歳以下の競技力の向上と共に、地域の飲食店の魅力発信の機会にしたい」と語った。