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「お仕事体験」好評 東松島市図書館、15日で開館30周年 記念イベントや展示

お気に入りの本にフィルムコートをかける参加者
ボードには図書館に寄せられたメッセージが並ぶ

 1993年に矢本町図書館として開館した東松島市図書館は、15日に開館30周年を迎える。図書館では6月を館の誕生月として、さまざまなイベントや展示が行われている。

 3日には「図書館のお仕事体験」として、本にフィルムコートをかける作業の体験があった。小学生ら4人が参加し、持参した文庫本などにフィルムコートを施した。はさみや定規を使って、ずれないように、気泡が入らないように慎重に作業した。

 参加した古畑咲多朗君(11)=矢本東小5年=は「貼る作業が少し難しかった。お気に入りの本が前よりきれいになった。大切にしたい」と話した。フィルムコート体験は15、17の両日も午後2時から行われる。

 フィルムコート体験のほか、図書館や誕生日にちなんだ本のコーナーを設置。来館者が寄せた図書館へのメッセージをボードに展示している。13日には、開館当時からの歴史をまとめて展示する「図書館のあゆみ」も始まる予定。

 司書ら職員は土日限定で矢本町図書館当時のエプロンを着用する。今月中、毎週土曜はシークレットプレゼント、日曜には花の苗のプレゼントがある。いずれも午前11時から先着30人。「誕生日」の15日には来館者に特別なプレゼントが用意される。

 冨士原郁子館長は「今まで来たことない人も、これをきっかけに来館してほしい。子どもの頃に来ていた人はぜひ子どもを連れて、次世代へ図書館の利用をつなげてほしい」と語った。

東松島市図書館開館30周年イベントのおしらせ

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