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東松島市議会 市長、配食事業の早期実施へ考え示す 1人暮らしの高齢者増加

 東松島市議会6月定例会は13日、本会議を開き、一般質問を続けた。1人暮らしの高齢者が増加していることを踏まえ、市は今後、配食事業の実施を目指して対象者の把握を進める考えを示した。

 市内には栄養士の配置など国の要件を満たす事業者がなく、石巻市で事業を展開する3社に東松島市で事業が可能か聞き取りを実施した。3社とも一部地域では可能で、全域への配食は採算が見込めないなどの理由から困難と回答した。渥美巌市長は「高齢化社会の中でスタートさせる時期に来ている。できるだけ早期に実施したい。まずは対象者を把握したい」と話した。

 市は尿漏れパッドなどを利用する男性のために、公共施設の男性トイレの個室にサニタリーボックス(汚物入れ)を設置する。まずは市役所の矢本・鳴瀬両庁舎と各市民センター、コミュニティセンターなどの59カ所に設置し、その他の施設は状況を見て判断する。

 県が昨年公表した最大級の津波浸水想定を踏まえて見直しを進める津波避難計画については、9月をめどに改定するとの見通しを示した。8月に各地区の自主防災組織代表者に説明し、その後に地区ごとの市政懇談会で住民に伝える。

 土井光正、桜井政文、斎藤徹、阿部秀太、大橋博之の5氏が質問した。

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