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交流人口の拡大へ いしのまき観光大使、自然写真家の高砂さんら5人委嘱

委嘱状交付式に参加した(左から)高砂さん、柳生さん、斎藤市長、塚越さん、武藤さん

 石巻市は8日、市のPR役を担う「いしのまき観光大使」の委嘱状交付式を市役所で開いた。

 本年度、新たに加わった5人のうち、同市出身の自然写真家高砂淳二さん(61)=東京都=とダンサーの武藤真也さん(52)=仙台市=のほか、マリンバ奏者の塚越慎子さん(39)=埼玉県=、名物グルメ探求家で石巻おでん大使の柳生九兵衛さん(54)=東京都=が出席した。

 斎藤正美市長が「交流人口の拡大と地域活性化につながるよう大使の皆さんと手を携え、観光振興に注力したい」と述べ、一人一人に委嘱状を手渡した。

 昨年、自然写真界で世界最高峰とされる写真賞を日本人で初めて受賞した高砂さんは「今あるのは石巻のおいしい物で育まれた体のおかげ。これからも頑張りたい」と述べた。

 著名なアーティストのバックダンサーや振り付けを担い、県内6カ所でダンス教室を主宰する武藤さんは「石巻川開き祭りでは200人の生徒とステージを披露し盛り上げたい」と意欲を語った。

 国内外で活躍する塚越さんは、昨年、市内であった「石巻復興祈念マリンバコンサート」に出演した。「音楽は世界の共通語。全国に石巻の魅力を発信したい」と力を込めた。

 テレビ番組で石巻おでんを紹介したことをきっかけに、石巻と縁を深める柳生さんは「石巻のおいしいものをお勧めし、日本中、世界中の皆さんに足を運んでもらいたい」と意気込んだ。

 欠席した書家・タレントの矢野きよ実さんの委嘱式は、日程を改めて行う。

 いしのまき観光大使は2019年度に創設。お笑いコンビ「サンドウィッチマン」や落語家の林家たい平さんらが務めている。高砂さんら5人が加わり、計1組と18人になった。

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