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茅の輪くぐり、健康祈る 八雲神社で「夏越の祓」 石巻・鹿又

茅の輪をくぐる氏子たち
茅の輪が書かれた数量限定の御朱印

 夏に向け、けがれを払い無病息災を祈る「夏越(なごし)の祓(はらえ)」が15日、石巻市鹿又町浦の八雲神社であり、氏子ら約30人が参加した。

 かやで作られた高さ約3メートルの「茅(ち)の輪」が境内に置かれ、氏子らが2人1組になって地域の安寧などを祈りながらくぐった。

 茅の輪のくぐり方には作法がある。まず茅の輪の前に立ち社殿に一礼。左足で輪をまたぎ左回り。輪の正面に戻り一礼。同じ要領で右回り、左回り。最後に社殿の前に真っすぐ進み、参拝する。

 八雲神社の夏越の祓は天皇陛下の即位を祝い、2019年の例大祭に合わせて始めた。氏子総代会の松岡敬総代長(72)は「夏越の祓を始めて5年たった。地域にもなじんできた」と話した。

 今年は新型コロナウイルスが収束しつつあることから、本来の願いである残り半年を健康に無事過ごせるように祈った。

 茅の輪は30日まで設置され、誰でも参拝できる。天野文彦宮司(66)は「茅の輪をくぐりこれから半年をすがすがしい気持ちで過ごしてほしい」と話す。

 消しゴムはんこで茅の輪模様をいれた御朱印(書き置きのみ)を30日まで数量限定で販売している。

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