(618)まんなかに始まりのある水馬/鴇田智哉(1969年~)
水馬の読み方は「あめんぼう」です。大きな池にも小さな水たまりにも、水面を滑らかに動くアメンボがいます。脚先に生える細かな毛が水を弾き、体は宙に浮かんでいます。中央にある胴体を「始まり」と捉え、そこから6本の脚が伸びているのです。中央が始まりなら、先端は終わりになるのでしょうか。実際の脚だけではなく…
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