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地域医療に貢献40年 真壁病院元看護部長の武田さん、大臣表彰 今も現場で尽力

受賞を報告した武田さん(中央)ら

 東松島市矢本の真壁病院で約40年勤務し、現在は同病院などを運営する医療法人医徳会の在宅推進室長を務める看護師武田幸子さん(61)が、本年度の優良看護職員厚生労働大臣表彰を受賞した。

 表彰は看護業務に長年貢献した看護師や准看護師らが対象。就業態度のほか、看護業務の啓発や技術の改善などに尽くしたことなどが条件となる。本年度、県内からは2人が選ばれた。

 武田さんは矢本高(現東松島高)を卒業後、真壁内科医院(現真壁病院)に就職。看護部長などを務め、2018年度には地域医療に貢献した看護師らが対象の知事表彰を受賞した。現在は今月1日に誕生した訪問看護ステーション「あおい」の管理者も担い、石巻地区広域行政事務組合介護認定審査会委員も務める。

 武田さんらは20日、市役所を訪れ受賞を報告した。渥美巌市長は「市内に公立病院がない中でコロナを乗り切れたのは民間病院のおかげ。看護スタッフが充実していて安心だった。受賞は市にとっても栄誉なことだ」とたたえた。

 武田さんは「支えてくれた仲間のおかげで活動してこられた。民間病院から受賞したことで、民間で働く看護師や陰ながら頑張る人たちに光を当ててもらうきっかけになればうれしい」と話した。

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