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ホヤの殻むきに挑戦 牡鹿中生、地場産業学ぶ 石巻・寄磯漁港

水揚げの様子を見学する牡鹿中の生徒ら

 石巻市牡鹿中(生徒22人)の生徒21人が6月26日、ホヤの養殖体験学習を同市寄磯漁港で実施した。ホヤ養殖を営む保護者らが講師を務め、地域の産業に理解を深めた。

 生徒たちは学年ごとに分かれ教員らと漁船に乗り、漁港から数百メートル離れた養殖場で、ホヤ100キロの水揚げを見学。2~4年ものを見比べ、ロープから引き上げられたばかりのホヤをさばいてもらい、むき身の試食もした。

 加工場では保護者から「プラスとマイナスの管を切り落としたら、皮を縦に切る」「鮮度が落ちないうちに素早く内蔵を取る」などと、アドバイスを受けながらホヤの殻むきを体験。各自が真剣な表情で作業に取り組んだ。

 1年の安住昂輝さん(13)は「漁師の人たちの殻むきが速くて丁寧。こつも知ることができてためになった」と話し、3年の石森咲妃さん(14)は「養殖時はロープに固まりで付いているのが分かった。間近で見られて良かった」と喜んだ。

 指導に当たった渥美貴幸さん(40)は「友人と見学や体験することで思い出になり、印象強く残る。牡鹿地区は人口が減り、担い手も少ないので、今日の学びを将来に役立ててほしい」と願った。

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