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災害時に設備提供 東松島市と奥洲物産運輸、協定

協定を結んだ渥美市長(左)と菅井社長

 東松島市は6月22日、災害時の支援協力に関する協定を同市小松の運送業「奥洲物産運輸」と結んだ。市の防災に関する協定は111例目。

 地震などの大規模災害時、同社は市の協力要請に応じて設備や施設などを提供する。飲料水やガソリンの提供、市の防災備蓄倉庫からの備蓄品の輸送、避難車両の受け入れなどを想定する。

 市役所で協定締結式があり、渥美巌市長と菅井武英社長(49)が協定書に押印した。渥美市長は「大きな災害はいつどこで起きても不思議でないのが昨今の状況。いざという時いろんな面で協力していただけるのはありがたい」と語った。

 菅井社長は「創業以来、地域や行政の協力のおかげで商売させていただいている。皆さんと発展していくためにも震災の経験を生かしていくことが大切だと思う。設備などを有効に使ってもらいたい」と話した。同社は東日本大震災の発生時、支援物資の一時保管や周囲へのガソリン提供などに協力した。

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