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海開きもうすぐ ごみ集め、砂浜美しく 東松島の3海岸

砂浜に流れ着いた木の枝などを拾い集める参加者=7月1日、野蒜海岸
丁寧にごみを拾い集める参加者=6月24日、野蒜海岸

 東松島市は1日、海開きを14日に控えた野蒜海岸をはじめ、月浜、大浜両海岸の3カ所で砂浜の清掃活動を行った。地元団体や住民ら計約1000人が参加し、ごみを拾い集めた。

 野蒜海岸では海水浴場開設主体の東松島観光物産公社をはじめ、航空自衛隊松島基地や地元の小中高校生らが参加。砂浜に流れ着いたペットボトル、空き缶、ブイなどの漁具を拾い集め、約1時間かけてきれいにした。

 野球スポーツ少年団「東松島ドリームズ」の佐藤大翔(そら)君(10)=大曲小4年=は「昨夏、この場所で遊んで楽しかった。今年も来られるように、木の枝や貝殻など、小さいものも丁寧に拾った」と話した。

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 石巻地方労働者福祉協議会は6月24日、東松島市野蒜海岸で「海岸クリーンキャンペーン2023」を行った。

 清掃には石巻地域の労働組合11団体の38人が参加。海岸や堤防周辺のごみをトングなどで拾い、ビニール袋に集めた。東日本大震災以降実施できずにいたため、13年ぶりの開催となった。

 日本労働組合総連合会、宮城県連合会石巻地域協議会の加藤雅基議長は「自然と共存するため、自分で出したごみは自分で片付けることを徹底してほしい」と語った。父親と参加した石巻市の斎藤紗和さん(10)は「楽しかったので、またやりたい」と話した。

 回収されたごみはペットボトルや漁具、たばこなどが多く見られ、30リットルのごみ袋が50袋にもなった。

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 野蒜海水浴場の開設期間は8月20日までの38日間で、遊泳時間は午前9時~午後3時半。初日の遊泳開始前には関係者らによる安全祈願祭と海開き式がある。月浜海岸も海水浴場開設が予定されている。

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