(628)退屈をまだせぬ子供浮葉見て/星野立子(1903~1984年)
次から次へ興味の先を変えていく、好奇心旺盛な子供たち。日々の感動を忘れがちなわれわれ大人たちに、その姿は新鮮に映る。そんな子供の移り気が蓮(はす)池の前でぴたっと止まる。丸い葉が水に吸い付いている様子に見入って、退屈する気配がない。一つのことに熱中する子供の集中力もすごい。どれどれとそれに倣って眺…
関連リンク
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- ・(624)硝子器は蛍のごとく棚を出づ/山口優夢(1985年~)
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「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。