(630)Tシャツの干し方愛の終わらせ方/神野紗希(1983年~)
句の中に意味の区切れがあると、一方の印象がもう一方に重なりそれまで気付かなかった味わいを与えます。関連がなくともどこかに小さな共通点があるものです。ハンガーで干す人も、洗濯バサミで留める人もいますが、同じように愛の終わらせ方も人それぞれです。パリッとTシャツが乾くように、関係をはっきりさせようとい…
関連リンク
- ・(629)紫陽花ややがて地をふく風の前/松窓乙二(1756~1823年)
- ・(628)退屈をまだせぬ子供浮葉見て/星野立子(1903~1984年)
- ・(627)生き死にの死の側ともす落蛍/佐藤鬼房(1919~2002年)
- ・(626)茎右往左往菓子器のさくらんぼ/高浜虚子(1874~1959年)
- ・(625)校舎より見ゆる泉の名を知らず/夏井いつき(1957年~)