ホヤ収穫が最盛期 肉厚、次々船上に 石巻
石巻市でホヤの収穫が最盛期を迎えている。今年はサイズが大きく実入りもいいものが市場に流通する。8月のピークを前に各浜では漁師らが水揚げを行っている。
同市谷川浜でホタテやホヤの養殖と加工品製造を手がける「ワタキ水産」の渡辺隆太さん(39)は5月から連日、夜中に船を出し、水揚げ作業に当たる。
今季はこれまでに約30トンを出荷。石巻市の鮫ノ浦湾で、5年かけて肉厚に成長したものばかりだ。
昨年からは殻付きが、適切に鮮度管理したホヤを認定する地域ブランド「ほやの極み」に認定され、インターネットで販売する。1月の県水産加工品品評会で「ほや味噌(みそ)漬け」が県知事賞に選ばれるなど加工品開発にも力を入れる。
ホヤは低カロリー・低コレステロールで、ミネラルやタウリンを豊富に含むヘルシー食材。渡辺さんは「全国にはホヤの存在を知らない人がまだまだいる。魅力を伝えられるように、いろいろな取り組みをしたい」と意気込んだ。
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